日本アイスランド関係

国交開設から現在に至るまで

国交樹立から大使館開設に至るまで

 日本とアイスランドの外交関係は1956年に樹立され、以来貿易、また国際社会での協力を中心に良好な二国間関係を発展させてきました。1999年6月に当時の小渕恵三首相が第二回北欧首脳会談に出席されるためアイスランドを訪れ、当時のダービズ・オッドソン首相との会談の中で両国関係をさらに深めるために日本、アイスランドにそれぞれ大使館を設置することが話し合われました。その後2001年2月に在アイスランド日本大使館が、そして同年10月に在日アイスランド大使館が開設されました。在日アイスランド大使館のオープニングの折にはハルドル・アウスグリムソン外務・対外貿易大臣が来日し、大使館開設を記念する様々な文化イベントも開催されました。

大使館開設後の両国の交流

大使館開設後はアイスランド漁業大臣、法務大臣、首相、国会議長、ヴィグディス・フィンボガドッティル前大統領などアイスランドの要人の来日が相次ぎました。2003年にはアイスランド大学に日本語コースが開設され、日本の大学でもアイスランドの言語と文化について学ぶことができる講座が開設されるなど、両国の若者たちの間でもそれぞれの国に対する関心が高まっていきました。またアイスランドの音楽アーティストが日本に大勢のファンを獲得し、漫画がアイスランドの若者に広く読まれるようになったこともお互いの文化の理解に大きな役割を果たしました。大使館開設後には例年平均3000人以下だったアイスランドへの日本観光客が大使館開設後に大幅に増え、2003年から2005年にわたって直行チャーター便が運航されたこともありアイスランドへの渡航者が6000人を超えるようになりました。またビジネス面においては2003年1月にダーヴィズ・オッドソン外務・対外貿易大臣の来日に合わせ、在日アイスランド商工会議所が開設されました。

2005年7月には愛知万博でアイスランドが北欧パビリオンに出展したことを記念し、ハルドル・アウスグリムソン首相が訪日、当時の小泉首相との日・アイスランド首脳会談が行われました。またアイスランドの児童合唱団や音楽アーティスト等、アイスランドから多数の来日がありました。アイスランド文化・教育大臣も愛知万博の「アイスランドの日」を記念して来日しています。2006年12月には両国の外交関係開設50周年を迎え、当時のヴァルゲルズル・スヴェリリスドッティル外務・対外貿易大臣が日本・アイスランド外交関係開設50周年の祝賀レセプションにあわせて訪日しています。

金融危機以降の日・アイスランド関係

2008年秋にアイスランドが金融危機に陥った際には日本は国際通貨基金を通じていち早くアイスランドへの支援を表明していただきました。また、この金融危機を契機にアイスランドは金融産業と同様、水産業以外の重要産業として位置付けてきたエネルギー産業、観光産業をより重視するようになりました。日本における再生可能エネルギーの必要性が高まる中、在日アイスランド大使館では地熱エネルギーの分野で日本とアイスランドが協力できる可能性が高いと考え、2010年11月には「日本・アイスランド地熱エネルギーフォーラム2010」を開催しました。フォーラム開催に合わせ、オッスル・スカルプヘイジンソン外務・対外貿易大臣が来日し、大畠経済産業大臣、前原外務大臣と会談し、地熱エネルギー分野における両国の協力の可能性について確認しました。



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